八つ墓村 1977年 | ともやんの快適ライフ.com

こんにちは、
ともやんです。

今年は昭和の推理作家・横溝正史さんが亡くなって40年です。
高校生から大学に掛けて、横溝さんの小説や映画をよく観たものです。

独特の世界観があり、戦争の忌まわしい記憶や旧家のしがらみを軸におどろおどろしい、でも怖いもの見たさを感じさせるものでした。

さて、1970年代には、角川映画で横溝正史シリーズが全5作が公開され、人気を博しました。

八つ墓村野村芳太郎監督

市川崑監督で、金田一耕助役を当時まだ30代中頃の石坂浩二が演じ、おどろおどろしい物語に軽妙なタッチでエンターテイメントに徹した作品に仕上がっていました。

そんな中、同時期の1977年に公開された『『八つ墓村』』が、野村芳太郎監督、音楽を芥川也寸志が担当し、重厚で抑制されたストーリー展開が、じわじわくる映画でした。

主演が、萩原健一と小川真由美。
金田一耕助役が、渥美清。

萩原健一が、抑えた渋い演技で魅せてくれました。この人、こんな演技がいいのかもしれない。1972年の岸恵子との『約束』も良かったですが、抑えた演技の中にどうにでもなれ、というやけくそ的な雰囲気がどうしても感じてしまいます。

そして、何と言っても小川真美の色気。

どちらかというと萩原健一を支える準主役的な役回りですが、最初の登場シーンからその色気に惹かれていしまいました。

あれ、この人、こんな艶っぽかったけと思ったほどです。

多分、僕が若かったらわからなかったのかもしれません。
小川真由美さんは、公開当時30代後半だったようで、登場シーンにいちいちドキドキしていました。

なお金田一耕助役の渥美清は、この二人に比べ存在感が薄いですが、地味で淡々としていながら味のある演技が印象的です。

同時期公開された、角川映画のエンターテイメントさとは対極の重厚な作品です。

『八つ墓村』1977年

怨念が生む連続殺人事件！『砂の器』のスタッフが横溝正史の傑作を映画化

見どころ
原作を大胆に脚色し、オカルト色を前面に押しだした異色の横溝映画。懐中電灯を頭に巻き付けた山﨑努による大虐殺シーンは、トラウマ必至の強烈なインパクト。

ストーリー
尋ね人の呼びかけに応え、寺田辰弥は法律事務所を訪れた。そこには亡母の父・丑松が辰弥を生まれ故郷の八つ墓村へ迎えにきていた。だが、丑松はその場で謎の死を遂げる。八つ墓村へ向かった辰弥は、そこで血にまみれた連続殺人事件に巻き込まれていく。

八つ墓村小川真由美

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八つ墓村 野村芳太郎監督

八つ墓村 小川真由美

八つ墓村野村芳太郎監督

八つ墓村小川真由美